結納についての最近の傾向
結納とは、婚約をした証として両家の間で金品を取り交わし、結婚の約束を固める伝統的な儀式です。 仲人が使者となって、両家を往復して結納品を運ぶのが正式なスタイルですが、 最近は正式結納を行うカップルはほとんど見られず、仲人と両家が一同に会して行う略式も減りました。
仲人も省き、両家だけで行うスタイルが最近の主流です。 ただ、仲人をたてるかたてないかは両家の考えもありますし、 結納はこれから親戚付き合いをする両家にとって初めて取り組む共通の行事ですから、 双方の意見を取り入れて慎重に進めるようにしましょう。
結納のスタイル
- 伝統的な両家往復型
- 仲人が使者となって1往復半する伝統的な形です。結納の場所は必然的に両家の自宅になります。
- やや伝統的な往復型
- 仲人が1往復する形。男性宅から女性宅へ結納品を届け、女性側から預かった受書を男性宅に届けます。
- 片道型
- 仲人が男性宅から女性宅へ結納品を納める形です。後日、女性側が男性側に御袴料を納める場合もあります。
- 集合型(女性宅または仲人宅
- 女性宅または仲人宅に両家が集まり、結納品を取り交わします。結納のあとに会食をすることが多いようです。
- 集合型(式場、ホテル、料亭など)
- 最近増えているスタイルです。仲人を含む両家、または両家のみが集まり、結納品を取り交わし、そのまま会食をします。
結納の段取り
- 1.仲人を立てるか立てないかを検討
- 2.仲人を依頼する(ある場合)
- 3.結納の日取りを決める
- 4.結納の場所を決め、予約する
- 5.結納のスタイル、品目数などを相談する
- 6.服装を相談し、必要なら準備する
- 7.結納品を購入する(ある場合)
- 8.婚約記念品や結納返し品を決め、購入する
- 9.結納金を準備する
- 10.結納前日に仲人に電話する(いる場合)
結納の場所と結納パックプラン
最近ではホテルや式場などで用意している結納パックを利用するケースも増えています。
会場を結納用に飾り付け、料理や飲物なども全て任せておけるというのが人気の理由です。
室料、結納品、料理、飲物、装花、スナップ写真がセットになっていて、6~8名プランで10万~20万の所が多いようです。
ただ、結納品を自分たちで用意しなくてはならないところもあるので、事前に確認しましょう。
結納の日取り
結納の日取りは両家で話し合い、都合のいい日を選びます。挙式の3~6ヶ月位に行うのが一般的です。
また、お日柄のいい大安、友引、先勝がいいですが、気にしない方は都合のよい週末に行う方もいます。
結納時の服装
一昔前は、結納は結婚式に準じる大切な儀式ということで、出席者の服装は準礼服が普通でした。
しかし、最近は略礼装や平服で行なう場合も少なくありません。
両家の両親と本人同士の服装のバランスがとれていて同格であれば問題ないでしょう。
服装については、事前にしっかりと両家で話し合って決めましょう。
- 男性本人
- ブラックスーツかダークスーツを着用します。ワイシャツは白、ネクタイもフォーマルな印象のものにしましょう。
- 女性本人
- 和装の場合は本格的には振袖ですが、華やかな訪問着や付け下げでもいいでしょう。 また、洋服の場合は、黒以外のフォーマルなワンピースやスーツを着用します。
- 両家母親
- 母親は女性本人と格を合わせ、和装の場合は訪問着や付け下げ、洋装の場合はフォーマルなワンピースやスーツを着用します。 両家の母親が必ずしも和装同士、洋装同士と合わせる必要はありません。
- 両家父親
- 両家の父親はスーツ同士、あるいは礼服同士になるように気をつけます。 ブラックスーツの場合は白いワイシャツにフォーマルなネクタイが基本です。
結納品のとりかわし
結納のときに取り交わす結納品とは結納金の金包に縁起物を加えたセットのことです。
その原点は酒と肴を持って結婚を申し入れ、新しく縁を結んだことを酒を酌み交わして喜び合ったことにあります。
それの儀式用品となったのが現代の結納品なのです。
また、結納の品目は決してふたつに分かれないという理由から、必ず奇数にするのが決まりです。
関東式結納9品目とその意味
- 目録(もくろく)
- 結納品の品名や数を記したもの。
- 金包(きんぽう)
- 結納金のこと。表書きは男性から女性へは「御帯料」、女性から男性へは「御袴料」とします。
- 長熨斗(ながのし)
- あわびの肉を干して長く伸ばしたもので長寿の象徴
- 友白髪(ともしらが)
- 白い麻布。「ともに白髪になるまで仲良く」の意味
- 末広(すえひろ)
- 純白の扇が2で1対。「末広がりに繁栄する」を願う意味。
- 寿留女(するめ)
- 日持ちがすることから「幾久しく、末永く」の意味保存食として不時への備えの意味があります。
- 子生婦(こんぶ)
- 2枚で1対。「子宝に恵まれるように」の意味「よろこぶ」にもつながります。
- 勝男武士(かつおぶし)
- 背節と腹節で1対。男性の力強さを象徴。酒肴と不時への備えの意味もあります。
- 家内喜多留(やなぎだる)
- 祝い酒を入れる朱塗りの柳樽のこと。最近は現金を包むことが多いようですが、酒樽を贈る地方もあります。
地方によって異なる結納品
結納品は地方によって品目も飾り方も異なります。
結納品を両家で取り交わす関東の場合は、結納品の品目が同じになるようあらかじめ双方で相談しておきます。
ただし、男性側が9品目で女性側が7品目というように、女性側が品目数を抑える場合もあります。
また、関東以南では双方で取り交わさず、受け取った女性側が
「結納品を受け取りました」という意味の受書と長熨斗、末広を渡すのが一般的です。
地方のしきたりに沿って行ないたいときは近くの結納専門店へ問い合わせるのがお勧めです。
その地方の結納のしきたりを教えてくれるはずです。
結納返し
結納返しとは女性側が男性から贈られた結納金の半額を包んで渡す習慣ですが、
最近では半額でないケースの方が多くなっています。
また、関東では結納返しの習慣も徐々に減りつつあり、その代わり婚約の記念になる品物を贈る人が多いようです。
一方で関西では結納金の額をそれなりに重んじ、結納返しもきちんと行なうことが多いようです。
結納返しはその地方地方で変わってきますから、両家で最初にどの地域のしきたりで
結納を行なうのかを話し合いっておくことをお勧めします。
結納の進行
仲人を立てずに行なう結納の場合、ホテルや式場などを利用したときは、
会場の人が進行をつとめてくれることがあります。
また、どちらかの自宅で行なうときは男性側の父親が仲人的な役割を担うのが一般的です。
いずれにしても基本的な進行の流れは同じなので一通り頭にいれておくとよいでしょう。
仲人を立てない略式結納の流れ
最近は、仲人を立てずに行なう結納や、仲人がいても
両家が一同に会して行なう結納が一般的になっています。
いわゆる「略式結納」と呼ばれる方法です。ただ、略式といっても
結納には古くからしきたりやマナーがありますから、結納を行なうのであれば、
形式に沿って進行するようにしましょう。
結納返し
結納返しとは女性側が男性から贈られた結納金の半額を包んで渡す習慣ですが、
最近では半額でないケースの方が多くなっています。
また、関東では結納返しの習慣も徐々に減りつつあり、その代わり婚約の記念になる品物を贈る人が多いようです。
一方で関西では結納金の額をそれなりに重んじ、結納返しもきちんと行なうことが多いようです。
結納返しはその地方地方で変わってきますから、両家で最初にどの地域のしきたりで
結納を行なうのかを話し合いっておくことをお勧めします。








